ダーウィン(NDシステム)

くさび足場と同じ感覚で組めて、軽く、広く、外れにくい。ダーウィンは、日建リース工業の次世代足場です。

ジェットコースターのレールに沿って組んだダーウィンの足場
ジェットコースターのレールに沿って組んだダーウィン。撮影:運営者

ダーウィンとは

くさび足場をもとに、重さ・狭さ・外れやすさ・音を見直した「次世代足場」のひとつです。メーカーは日建リース工業(製造は信和)。手すりが先に付く手すり先行の仕組みと、くさびを打つだけで効く抜け止めを最初から備えています。

支柱が細くて軽く、階高も選べるので、住宅から中高層まで使えます。原則45mまで組めます。

主な仕様

メーカー日建リース工業(製造:信和)
支柱直径42.7mm・肉厚2.4mm。3.6mの支柱で約11.1kg
階高1,800mmか1,900mmを選べる
高さ原則45mまで
つなぎ方オンディスク方式(支柱の円盤に上から差し込み、くさびを打つ)
支柱の継ぎ方オートロック(差し込むと自動でロック)
手すり先行手すり。抜け止め付き
NETISKT-160006-VE

仕様はメーカーの公表値です。

組み方

手すりや布材の頭を、支柱のディスクに上から差し込み、くさびを上から打ち込む。差し込み方はくさび足場と同じなので、くさび足場に慣れた人ならすぐに組めます。

支柱 ディスク くさび(抜け止め付き) 手すり・布材
ダーウィンの緊結部。① 手すりの頭をディスクに上から差し込む ② くさびを上から打ち込む。
  1. 敷板とジャッキベースほかの足場と同じく、地盤を固めて敷板を敷き、ジャッキで水平を出す
  2. 支柱と手すり支柱を立て、手すり・布材をディスクに差し込んでくさびを打つ。打つと抜け止めが効く
  3. 作業床床材を掛けて、外れ止めをロックする
  4. 上の層へ先行手すりを付けてから上がる。支柱はオートロックで継ぐ
  5. 壁つなぎ高さに合わせて取っていく

くさび足場との違い

ダーウィン一般的なくさび足場
支柱の太さ42.7mm(細く軽い)48.6mmが主流
抜け止めくさびを打つだけで効く製品による
階高1,800mm/1,900mm製品による
向いている高さ住宅〜中高層(原則45mまで)住宅〜中層
音くさび足場より小さい大きい

部材はほかの足場と混ぜず、基本はダーウィン専用のものでそろえます。

設置基準と点検

次世代足場でも、作業床・手すり・壁つなぎなどの決まりは、ほかの足場と同じです。作業床の幅40cm以上、すき間3cm以下、建地とのすき間12cm未満、手すり85cm以上と中さん、幅木。点検の時期と記録も同じです(詳しくはくさび足場のページ)。

ダーウィンで特に見るところ

  • くさびが最後まで打ち込まれ、抜け止めが効いているか
  • 支柱の継ぎ目がオートロックで確実に留まっているか
  • 床材の外れ止めがロックされているか
  • 外した手すりが戻されているか

試験とのつながり

  • 1級建築施工管理技士 一次検定:足場

出典:日建リース工業の製品資料、エルライングループ「ダーウィン足場ってどんな次世代足場?」、信和株式会社 有価証券報告書、厚生労働省「足場等関係の改正」。 数値は2026年10月時点で確認しています。