玉掛けの災害事例

玉掛けの事故は、だいたい同じ形で起きています。型を知っておけば、防ぎ方も見えてきます。

1. 吊り荷が落ちる

フックからワイヤが外れる、ワイヤが切れる。原因になりやすいのは、半掛け、吊り角度の付けすぎ、そして使ってはいけないワイヤを使い続けていたことです。

防ぎ方:フックの外れ止めが効いているかを確かめる。吊り角度は60°以内。ワイヤは毎日、作業前に点検する。

2. 荷が崩れる、抜け落ちる

単管や鋼材を束のまま吊り、途中で1本だけ抜け落ちる。長さのそろわない材料ほど起きやすい事故です。

防ぎ方:束はしっかり結束し、2か所以上で吊る。地切りで止めて、束が崩れていないかを見る。

3. はさまれる、ぶつかる

着地のときや移動中に、荷と構造物、荷と資材のあいだに手や体がはさまれます。振れた荷にぶつかるのも同じ型です。

防ぎ方:荷には直接手を添えず、介錯ロープを使う。荷の進む方向には立たない。逃げ場のある位置で作業する。

出典:クレーン等安全規則、国土交通省 近畿地方整備局「安全ニュースレター」。 数値は2026年10月時点で確認しています。