2級建築施工管理技士とは【2027年・令和9年度】難易度・合格率・受験資格・試験の内容・1級との違い
公開 ・ セコカン君
2級建築施工管理技士は、建築工事の現場で主任技術者になれる国家資格です。令和6年度から、第一次検定は17歳以上なら誰でも受けられるようになりました。受験資格、試験の内容、合格率、1級との違いをまとめました。
012級建築施工管理技士とは
建築工事の現場で、工程・品質・安全などを管理する主任技術者になれる国家資格です。試験は第一次検定と第二次検定の2段階です。
| 合格したもの | 名乗れる称号 |
|---|---|
| 第一次検定に合格 | 2級建築施工管理技士補 |
| 第二次検定にも合格 | 2級建築施工管理技士 |
第二次検定は「建築」「躯体」「仕上げ」の3つの種別から1つを選んで受けます。
02受験資格(令和6年度から)
| 検定 | 受験資格 |
|---|---|
| 第一次検定 | 試験の年度に満17歳以上。実務経験はいらない |
| 第二次検定 | 次のどれか ・2級の一次に合格したあと、実務経験3年以上 ・1級の一次に合格したあと、実務経験1年以上 ・一級建築士の試験に合格したあと、実務経験1年以上 |
実務経験は、一次検定に合格したあとから数えます。高校生や、現場に入ったばかりの人でも、一次だけ先に受けて技士補になれます。
03試験の内容
| 第一次検定 | 出題と解答の数 |
|---|---|
| 建築学等 | 建築学14問のうち9問、共通3問(必須)、施工10問のうち7問 |
| 施工管理法 | 知識10問(必須)、能力5問(必須・五肢択一) |
| 法規 | 8問のうち6問 |
第一次検定はマークシートで、ほとんどが四肢択一です。合格の目安は全体で60%以上です。
| 第二次検定 | 数 | 形式 |
|---|---|---|
| 施工管理法の知識 | 2問(必須) | マークシート・四肢択一 |
| 施工管理法の能力 | 3問(必須) | 記述。自分の現場の経験をもとに書く |
第二次検定も、合格の目安は60%以上です。
04難易度と合格率
試験は前期(一次のみ)と後期(一次と二次)の年2回あります。
| 第一次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 前期 | 15,465人 | 7,249人 | 46.9% |
| 令和7年度 後期 | 22,803人 | 8,285人 | 36.3% |
| 令和7年度 前期 | 13,049人 | 5,878人 | 45.0% |
| 令和6年度 後期 | 22,885人 | 11,550人 | 50.5% |
| 令和6年度 前期 | 13,664人 | 6,588人 | 48.2% |
| 第二次検定 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 18,320人 | 5,991人 | 32.7% |
| 令和6年度 | 19,283人 | 7,851人 | 40.7% |
| 令和5年度 | 21,859人 | 6,999人 | 32.0% |
| 令和4年度 | 14,909人 | 7,924人 | 53.1% |
一次は4〜5割、二次は3〜4割くらいです。二次は記述なので、書く練習をしないと点が伸びません。
05試験日と合格発表(令和8年度後期の例)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 一次(後期)の合格発表 | 2026年12月21日(月)予定 |
| 二次の合格発表 | 2027年2月5日(金)予定 |
令和7年度の後期は、一次と二次を同じ日(2025年11月9日)に行いました。令和9年度の日程と申込みの期間は、試験を行う建設業振興基金の案内で確かめてください。
061級との違い
| 2級 | 1級 | |
|---|---|---|
| なれる技術者 | 主任技術者 | 監理技術者・主任技術者 |
| 工事の規模 | 主に中小規模の工事 | 大きな工事も担当できる |
| 一次の受験資格 | 17歳以上 | 19歳以上 |
| 二次の種別 | 建築・躯体・仕上げ | 建築ひとつ |
| 試験の回数 | 年2回(前期・後期) | 年1回 |
令和6年度からは、2級を持っていなくても1級の一次を受けられます。19歳以上なら、最初から1級の一次を目指す人も増えています。1級のことは1級建築施工管理技士とはにまとめています。
07勉強時間の目安
資格学校の記事では、勉強時間の目安は100〜300時間くらいとされています。一次は過去問をくり返すのが基本です。出る分野は1級と重なる所も多いので、1級の出題ランキングも参考になります。
08よくある質問
現場の職人でも受けられる?
受けられます。一次は17歳以上なら誰でも受けられます。二次の実務経験は、施工管理の経験として数えられる仕事かどうかが決められているので、申し込む前に受験の手引きで確かめます。
技士補になると、何ができる?
2級の技士補という称号を名乗れます。会社によっては、資格手当の対象になります。二次に合格して2級建築施工管理技士になると、主任技術者になれます。
前期と後期、どちらを受ければいい?
一次だけなら、どちらでも受けられます。前期で一次に合格すれば、後期は二次の勉強に集中できます。ただ、二次には一次合格後の実務経験が必要です。
まとめ
- 2級は主任技術者になれる資格。一次に合格すると技士補
- 一次は17歳以上なら誰でも受けられる。二次は一次合格後の実務経験(2級一次なら3年以上)
- 合格率は、一次が4〜5割、二次が3〜4割くらい
出典:アガルート「2級建築施工管理技士の受験資格」、アガルート「2級建築施工管理技士の合格発表」、アガルート「2級建築施工管理技士の難易度」、国土交通省「施工管理技術検定の受検資格の見直し」。 数値は2026年11月時点で確認しています。試験の日程や受験資格は、必ず試験機関の最新の案内で確かめてください。