資格・試験対策 / 資格の基本

建設業で取りたい資格の一覧職人が経験年数ごとに取っていく順番

公開 ・ セコカン君

現場に入ってすぐ受ける特別教育から、玉掛けや作業主任者、技能士、施工管理技士まで。建設業の職人が、経験年数に合わせて取っていく資格の順番をまとめました。

01入ってすぐ(特別教育)

資格必要な人
フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育高さ2m以上で、作業床を作れない所でフルハーネスを使う人
足場の組立て等の特別教育足場の組立て・解体・変更をする人
高所作業車(10m未満)の特別教育小さい高所作業車を運転する人
小型車両系建設機械(3t未満)の特別教育小さいバックホウなどを運転する人

特別教育は、会社か講習機関で受けます。試験はありません。一覧は特別教育の一覧にあります。

021〜3年目(技能講習)

資格できる作業
玉掛け技能講習つり上げ荷重1t以上のクレーンの玉掛け
小型移動式クレーン運転技能講習つり上げ荷重1t以上5t未満の移動式クレーン
高所作業車運転技能講習作業床の高さ10m以上の高所作業車
車両系建設機械(整地等)運転技能講習機体重量3t以上のバックホウなど
フォークリフト運転技能講習最大荷重1t以上のフォークリフト

技能講習は、18歳以上なら受けられるものが多いです。持っている資格によって、講習が短くなることがあります。

033年目から(作業主任者)

資格受講資格の例
足場の組立て等作業主任者足場の作業の経験3年以上
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者鉄骨の組立ての経験3年以上
型枠支保工の組立て等作業主任者型枠支保工の経験3年以上
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者掘削の作業の経験3年以上
木造建築物の組立て等作業主任者木造の組立ての経験3年以上

足場の作業主任者は、足場の組立て等作業主任者 技能講習にくわしくまとめています。

04職長になるとき

職長として現場で作業員を指揮するときは、職長教育を受けます。建設業では、職長・安全衛生責任者教育としてまとめて受けることが多いです。くわしくは職長教育のページにあります。

05腕を証明する(技能検定)

等級実務経験の目安
1級7年以上
2級2年以上
3級実務の経験があること

とび技能士・型枠施工技能士・鉄筋施工技能士などの国家資格です(とびはとび技能士とは)。実技と学科の試験があり、合格の基準は実技60点以上、学科65点以上です。学校や訓練を終えていると、年数が短くなります。1級・2級のとび技能士は、足場の作業主任者の講習で科目が免除されます。

06現場を管理する(施工管理技士)

資格受験資格(一次)なれる技術者
2級建築施工管理技士一次は17歳以上なら受けられる主任技術者
1級建築施工管理技士一次は19歳以上なら受けられる監理技術者・主任技術者

令和6年度から、一次検定は年齢だけで受けられるようになりました。職人をしながら一次に合格して技士補になる人も増えています。くわしくは2級建築施工管理技士とは、1級建築施工管理技士とはにまとめています。

07よくある質問

まず何から取ればいい?

現場で使うものからです。とびなら、フルハーネスと足場の特別教育、そのあと玉掛けの技能講習が多いです。会社が費用を出してくれることもあるので、上の人に相談します。

資格を取ると、給料は上がる?

資格手当を出す会社では上がります。CCUSのレベルの判定にも、資格が使われます(建設キャリアアップシステム(CCUS)とは)。

まとめ

  • 入ってすぐは特別教育(フルハーネス・足場など)、1〜3年で玉掛けなどの技能講習
  • 3年の経験で作業主任者、職長になるときは職長教育
  • 腕の証明は技能検定(1級7年・2級2年)、現場の管理は施工管理技士(一次は2級17歳・1級19歳から)

出典:香川県「技能検定制度」、厚生労働省「技能検定の受検案内」、愛知労働局「技能講習の受講資格」、国土交通省「施工管理技術検定の受検資格の見直し」。 数値は2026年11月時点で確認しています。試験の日程や受験資格は、必ず試験機関の最新の案内で確かめてください。