施工と安全 / 防水工事
アスファルト防水下地・張り方・増張り・保護コンクリート
公開 ・ セコカン君
溶かしたアスファルトでルーフィングを何層も張り重ねる、歴史の長い防水です。屋上の防水で今も多く使われています。下地から張り方、保護コンクリートまでの基準をまとめました。
01下地の勾配
| 防水の種類 | 下地の勾配 |
|---|---|
| 保護層あり | 1/100〜1/50 |
| 露出防水 | 1/50〜1/20 |
- 出隅・入隅は、通りよく45°の面取りをする
- 下地は十分に乾燥させる
02張り方の基準
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| アスファルトの溶融 | 製造所の指定する温度を上限にする。同じアスファルトを3時間以上溶かし続けない |
| 重ね幅 | 長手・幅とも 100mm以上。上下の層の継目はずらす |
| 張る順序 | 水下側から張り、水上側を上に重ねる |
| 出隅・入隅の増張り | 平場より先に、幅 300mm以上 のストレッチルーフィングを増し張りする |
| 立上り | 平場の後に張る。平場に150mm以上張り掛ける |
| ルーフドレン回り | 最下層に幅300mm以上のストレッチルーフィング。つばに100mm程度張り掛ける |
| 露出防水の立上りの末端 | 各層をそろえて押え金物で留め、シール材を充填する |
03工法の種類
| 工法 | 特徴 |
|---|---|
| 密着工法 | 下地に全面で接着する |
| 絶縁工法 | 下地の動きの影響を受けにくい。最下層に砂付あなあきルーフィング(継目は突付け)。立上りは密着 |
| 露出の絶縁工法 | 脱気装置を付けて、ふくれを防ぐ |
04保護コンクリート
- 防水層の上に絶縁用シートを敷いてから打つ
- 伸縮調整目地は、立上りから600mm程度、中間部は縦横3m程度
- 伸縮調整目地は、保護コンクリートの下面まで届かせる
まとめ
- 下地の勾配は、保護層ありで1/100〜1/50、露出で1/50〜1/20
- ルーフィングの重ねは長手・幅とも100mm以上。水下から張り、上下の継目はずらす
- 出隅・入隅は平場より先に、幅300mm以上のストレッチルーフィングで増し張り
- 保護コンクリートの伸縮目地は、立上りから600mm程度、中間は縦横3m程度
05試験とのつながり
- 1級建築施工管理技士 一次検定:アスファルト・シート防水・防水材料
出典:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)9章、日本建築学会 JASS 8 防水工事。 数値は2026年10月時点で確認しています。