施工と安全 / 防水工事
防水工事シート防水の屋上(写真:写真AC)
シート防水改質アスファルトシート・加硫ゴム系・塩ビ系の重ねと接合
公開 ・ セコカン君
防水工事工場で作られたシートを張って防水層をつくる工法です。シートの種類によって、重ね幅と接合のしかたが違います。種類ごとの基準をまとめました。
01シートの種類と接合
| シート | 重ね幅 | 接合のしかた |
|---|---|---|
| 改質アスファルトシート | 縦横 100mm以上 | トーチで溶かして張る、または粘着層で張る。2層張りは上下の接合部をずらす |
| 加硫ゴム系 | 100mm以上 | 接着剤で張り合わせる |
| 塩化ビニル樹脂系 | 40mm以上 | 熱風融着か溶剤溶着。端部は液状シール材で処理 |
02下地と張り付け
- シート防水の下地は、入隅を直角、出隅を面取りにする(アスファルト防水の45°面取りと違う)
- 改質アスファルトシートの出隅・入隅の増張りは、幅200mm程度
- 接着工法では、接着剤のオープンタイムをとってから張る
- 下地の水分は、ふくれの原因になる。十分に乾かす
03材料の特徴
| シート | 特徴 |
|---|---|
| 改質アスファルトシート | 低温でも割れにくい |
| 加硫ゴム系 | 伸びがよく、下地の動きに追従する |
| 塩化ビニル樹脂系 | 熱や溶剤で溶かして一体にできる |
まとめ
- 重ね幅は、改質アスファルトシートと加硫ゴム系が100mm以上、塩ビ系が40mm以上
- 塩ビ系は熱風融着か溶剤溶着、加硫ゴム系は接着剤で接合する
- シート防水の下地は、入隅を直角、出隅を面取りにする
04試験とのつながり
- 1級建築施工管理技士 一次検定:アスファルト・シート防水・防水材料
出典:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)9章、日本建築学会 JASS 8 防水工事。 数値は2026年10月時点で確認しています。