施工と安全 / 防水工事
シーリング工事2面接着と3面接着・材料の選び方・打ち方
公開 ・ セコカン君
外壁の目地やサッシの周りを埋めて、水の浸入を止めるのがシーリングです。目地の動きに合わせた接着のしかた、材料の選び方、打ち方の基準をまとめました。
012面接着と3面接着
| 目地 | 接着 | 例 |
|---|---|---|
| 動く目地(ワーキングジョイント) | 2面接着 | 金属笠木、ALCパネルなど。目地底にバックアップ材かボンドブレーカーを入れて、底に接着させない |
| 動かない目地(ノンワーキングジョイント) | 3面接着 | コンクリートの打継ぎ目地、誘発目地など |
- バックアップ材は、目地幅より20%程度大きいもの。シーリング材と接着しないもの
- 浅い目地では、目地底にボンドブレーカーを張る
02材料の選び方
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| シリコーン系 | ガラス回りに向く。塗料が付きにくく、周りを汚すことがある |
| 変成シリコーン系 | 上から塗装できる。ガラス回りには向かない |
| ポリウレタン系 | 紫外線に弱い。塗装で覆う部分に使う |
| ポリサルファイド系 | 仕上塗材を変色・軟化させることがある |
ALCパネルなど強度の小さい下地には、やわらかい低モジュラスのものを使います。シリコーン系を先に打ったら、後から打つのもシリコーン系にします。
03打ち方
- マスキングテープを張るプライマーを塗る前に張る
- プライマーを塗る塗ってから、指定の時間内に充填する
- 充填する目地の底から空気が入らないように詰める。打ち始めは交差部・角部から
- へらで仕上げる仕上げたら、すぐにマスキングテープを取る
- 打継ぎは、交差部・角部を避けて、そぎ継ぎにする
- 種類の違うものを打ち継ぐときは、先に打ったものが硬化してから
- 2成分形は機械で練り混ぜる
- 雨の直後など、被着面が湿っているときは施工しない
まとめ
- 動く目地は2面接着、動かない目地は3面接着
- ガラス回りはシリコーン系、塗装する所は変成シリコーン系
- 打ち始めは交差部・角部から。打継ぎは交差部・角部を避けてそぎ継ぎ
- プライマーを塗ったら、指定の時間内に充填する
04試験とのつながり
出典:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)9章、日本建築学会 JASS 8 防水工事。 数値は2026年10月時点で確認しています。