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建設キャリアアップシステム(CCUS)とはカードの色とレベル・レベル別の年収の目安・とびのレベルの条件・登録の費用

公開 ・ セコカン君

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、職人の資格と現場で働いた日数を記録して、技能に合った給料につなげるための仕組みです。カードの色とレベル、国が出したレベル別の年収の目安、とびのレベルの条件、登録の費用をまとめました。

01CCUSでできること

技能者が登録すると、ICカードが届きます。現場の入口のカードリーダーにかざすと、いつ、どの現場で、どの職種、どの立場(職長など)で働いたかが記録されます。資格や社会保険の加入状況も登録されます。

  • 資格と経験の日数が、記録として残る
  • カードの色で、技能のレベルが相手に伝わる
  • 国の年収の目安や労務費の基準と結びついて、給料の交渉の材料になる

2026年2月末までに、技能者は累計約180万人、事業者は約30万社が登録しています。

02カードの色とレベル

レベルカードの色目安
レベル1白見習いの初級技能者
レベル2青一人前の中堅技能者
レベル3シルバー職長として現場に従事できる技能者
レベル4ゴールド登録基幹技能者など、高度なマネジメントができる技能者

登録しただけではレベル1(白)です。レベル2以上のカードは、詳細型で登録したうえで、能力評価(レベル判定)に別に申し込みます。

03とびのレベルの条件

レベルの条件は職種ごとに決まっています。とびの能力評価基準は次の通りです(就業日数は215日を1年として数えます)。

レベル就業日数職長の経験資格
レベル23年(645日)—玉掛け技能講習と職長・安全衛生責任者教育に加えて、足場の組立て等作業主任者など指定の12資格のうち1つ以上
レベル38年(1,720日)職長か班長で2年(430日)レベル2の資格に加えて、1級とび技能士、1級・2級の建築か土木の施工管理技士、または2級とび技能士を含む指定の資格3つ以上のどれか
レベル412年(2,580日)職長で7年(1,505日)レベル2・3の資格に加えて、登録鳶・土工基幹技能者、建設マスター、安全優良職長厚生労働大臣顕彰のどれか

班長として数えられるのは、職長教育を修了した人だけです。ほかの職種(造園など)では、レベル3が5年、レベル4が10年など、日数が違います。

04レベル別の年収の目安

国土交通省は、CCUSのレベルごとに年収の目安を出しています(令和7年12月改定、令和7年3月の設計労務単価から計算)。左が標準値、右が目標値です。

地域レベル1レベル2レベル3レベル4
全国385〜523万円420〜587万円444〜645万円550〜719万円
北海道356〜483万円388〜543万円411〜597万円508〜665万円
東北412〜559万円449〜628万円475〜690万円588〜769万円
関東412〜559万円449〜628万円476〜691万円588〜769万円
北陸391〜532万円427〜597万円452〜657万円559〜732万円
中部408〜555万円446〜623万円472〜685万円584〜763万円
近畿378〜513万円413〜577万円437〜634万円540〜706万円
中国329〜447万円359〜502万円380〜552万円470〜615万円
四国351〜477万円383〜535万円405〜589万円501〜656万円
九州・沖縄365〜496万円399〜557万円422〜613万円522〜683万円

全職種をまとめた値です。職種ごとの値は、国の「労務費に関する基準」のポータルサイトで見られます。

この金額に、法律で支払いを義務付ける力はありません。国は目標値以上の支払いを勧めていて、標準値を下回る会社は、労務費のダンピングのおそれがないか重点的に確かめるとしています。

05登録の費用

項目費用(インターネット申請)
技能者の登録(簡略型)2,500円
技能者の登録(詳細型)4,900円
簡略型から詳細型への切り替え2,400円
カードの再発行1,000円
事業者の登録(一人親方)0円

技能者のカードの有効期間は10年です。事業者の登録は5年ごとに更新します。会社の登録料は資本金によって変わります。

レベル2以上を目指すなら、資格の登録ができる詳細型にしておきます。

06よくある質問

一人親方も登録できる?

できます。技能者として登録し、事業者としても一人親方で登録します。一人親方の事業者登録料は0円です。

カードを持っていないと、現場に入れない?

法律で全員に義務付けられているわけではありません。ただ、公共工事や大手の元請の現場では、CCUSの登録やカードのタッチを求められることが増えています。

レベルを上げると、給料は上がる?

レベルが上がっただけで、自動で給料が上がる決まりはありません。国はレベル別の年収の目安や労務費の基準を出して、レベルに合った支払いをするよう求めています。日当の決まり方は職人の日当と工事の単価、資格は技能講習と特別教育のページにまとめています。

まとめ

  • CCUSは、資格と現場で働いた日数を記録するカードの仕組み。カードは白・青・シルバー・ゴールドの4レベル
  • とびのレベル3は就業8年・職長か班長2年と資格、レベル4は12年・職長7年と登録基幹技能者など
  • 国のレベル別年収の目安(全国)は、レベル1が385万円〜、レベル4が550万円〜

出典:建設業振興基金「CCUS紹介資料」、国土交通省「とび技能者の能力評価基準」、国土交通省「CCUSレベル別年収」(令和7年12月改定)、建設業振興基金「CCUSの利用状況」(2026年3月)、CCUSの登録料の解説記事。 数値は2026年10月時点で確認しています。

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