施工と安全 / 木造工事
木造の部材の名前土台・大引・柱・梁・桁・母屋・棟木・垂木・金物
公開 ・ セコカン君
土台、大引、通し柱、胴差、母屋、棟木、垂木。木造住宅の骨組みは、場所ごとに部材の名前が決まっています。下から順に、どこの何かをまとめました。
01床から下(足元)
| 部材 | 場所と役目 |
|---|---|
| 土台 | 基礎の上に置く横の材。アンカーボルトで基礎に留める |
| 大引 | 1階の床を下から支える横の材 |
| 床束 | 大引を下から支える短い柱。今は鋼製や樹脂製も多い |
| 根太 | 床の合板を受ける細い材。厚い合板を直接張る「剛床(根太レス)」では使わない |
| 火打ち土台 | 土台の角に斜めに入れて、水平のゆがみを止める |
02柱と横の材
| 部材 | 場所と役目 |
|---|---|
| 通し柱 | 1階から2階まで1本で通る柱。建物の角などに使う |
| 管柱 | 各階ごとに分かれた柱 |
| 胴差 | 2階の床の高さで、外まわりの柱をつなぐ横の材 |
| 梁 | 柱の上に架けて、床や屋根の重さを受ける横の材 |
| 軒桁 | 外壁の一番上で、垂木を受ける横の材 |
| 間柱 | 柱と柱の間に入れる細い材。壁の下地になる |
| 火打ち梁 | 梁の角に斜めに入れて、水平のゆがみを止める |
03屋根の骨組み(小屋組)
| 部材 | 場所と役目 |
|---|---|
| 小屋梁 | 屋根の重さを受ける梁 |
| 小屋束 | 小屋梁の上に立てて、母屋や棟木を支える短い柱 |
| 母屋 | 垂木を受ける横の材 |
| 棟木 | 屋根の一番上の横の材。これを上げると「上棟」 |
| 垂木 | 棟木から軒へ、斜めに架ける材。野地板を受ける |
| 野地板 | 垂木の上に張る屋根の下地の板 |
04骨組みを固めるもの
| 部材・金物 | 役目 |
|---|---|
| 筋かい | 柱と柱の間に斜めに入れて、地震や風で骨組みが傾くのを防ぐ |
| 構造用合板 | 柱や梁に釘で張って、壁全体で力を受ける(面材の耐力壁) |
| アンカーボルト | 土台を基礎に留める |
| ホールダウン金物 | 柱が地震で土台や基礎から抜けるのを防ぐ |
| 羽子板ボルト | 梁が柱や梁から抜けるのを防ぐ |
筋かいの太さや欠込みの決まりは、筋かいと耐力壁のページにまとめています。
05継手と仕口
材の長さを伸ばすために、材と材を一直線につなぐところを「継手」、柱と梁のように角度をつけて組むところを「仕口」と呼びます。今はプレカット工場で、機械で加工するのが一般的です。
06よくある質問
通し柱と管柱は、どちらが強い?
役目が違うので、どちらが強いとは言えません。通し柱は1階と2階を1本でつなぐので、2階の床の高さに梁を差すための加工(仕口)が多くなります。管柱は階ごとに分かれていて、梁でつながります。
「根太レス」とは?
根太を使わず、厚さ24mmや28mmなどの厚い構造用合板を、大引や床梁に直接張る床の作り方です。床が水平の力に強くなり、施工も早いので、今の木造住宅で多く使われています。
まとめ
- 足元は土台・大引・床束・根太、壁は通し柱・管柱・胴差・梁・軒桁
- 屋根は小屋梁・小屋束・母屋・棟木・垂木・野地板
- 骨組みは筋かい・構造用合板・ホールダウン金物などで固める
07試験とのつながり
- 1級建築施工管理技士 一次検定:木質構造・木材
出典:建築基準法施行令 第42条〜第47条、一般的な在来軸組工法の部材の呼び名。 数値は2026年10月時点で確認しています。