施工と安全 / 仕上げ工事
せっこうボード張りの施工ビスの間隔・GL工法・継目の処理・ボードの種類
公開 ・ セコカン君
せっこうボードは、内装の壁と天井で一番よく使う材料です。ビスで留める張り方と、接着材で直に張るGL工法の基準、継目の処理、場所に合わせたボードの選び方をまとめました。
01ビスで留めるときの基準
| 場所 | ビスの間隔 |
|---|---|
| 壁 | 周辺 200mm、中間 300mm 程度 |
| 天井 | 周辺 150mm、中間 200mm 程度 |
- 周辺のビスは、ボードの端から10mm程度内側に打つ
- ビスは、下地の裏に10mm以上出る長さにする
- 壁のボードの下端は、床から10mm浮かせる(床の水を吸い上げないように)
- 2枚張りは、1枚目と2枚目の継目をずらす。上張りは接着剤を主にして、ステープルを併用する
02GL工法(直張り)
コンクリートの壁などに、団子状に盛った接着材(GLボンド)でボードを直に張る方法です。下地を組まないので早く、部屋も広く取れます。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 接着材の間隔(周辺部) | 150〜200mm |
| 接着材の間隔(床から1.2m以下) | 200〜250mm |
| 接着材の間隔(床から1.2m超) | 250〜300mm |
| 盛り上げる高さ | 仕上がり面までの2倍程度 |
| 1回に塗る量 | ボード1枚分 |
下の方ほど、接着材の間隔を狭くします。人や物が当たりやすく、力がかかるからです。
03継目の処理
ボードの継目には、ジョイントテープを張り、ジョイントコンパウンドを何回かに分けて塗って平らにします。ここが雑だと、クロスを張ったあとに継目が浮き出ます。
04場所に合わせたボード
| ボード | 使う場所 |
|---|---|
| 普通のせっこうボード | 一般の壁と天井 |
| シージングせっこうボード | 洗面所など湿気の多い場所。防水の処理がしてある |
| 強化せっこうボード | 防火の壁など。ガラス繊維が入っていて、火に強い |
05床の仕上げ(ビニル床シート)
- 張る前に仮敷きして、巻きぐせを取る
- 接着剤はくし目ごてで均一に塗り、オープンタイムを守る
- 張ったら45kgのローラーで圧着する。はみ出した接着剤はすぐにふき取る
- 寒い時期は、部屋を暖めてから張る
06よくある質問
せっこうボードの厚さは?
壁は12.5mm、天井は9.5mmがよく使われます。防火や遮音の性能が必要な壁では、15mm以上のものや、2枚張りにします。
せっこうボードは水に弱い?
弱いです。濡れると強さが落ち、カビの原因にもなります。搬入したボードは、雨に当てず、床から離して平らに置きます。洗面所などには、シージングせっこうボードを使います。
GL工法の弱点は?
壁とボードの間にすき間ができるので、たたくと音が響きやすく、隣の部屋の音が伝わりやすいことがあります。接着材が乾くまで、張ったボードを強く押さないようにします。
まとめ
- ビスの間隔は、壁が周辺200mm・中間300mm、天井が周辺150mm・中間200mm
- GL工法の接着材は、下の方ほど間隔を狭くする
- 湿気の多い所はシージング、防火の壁は強化せっこうボード
07試験とのつながり
- 1級建築施工管理技士 一次検定:ボード張り・床(ビニル床シート・塗床)
出典:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)14章・19章。 数値は2026年10月時点で確認しています。