施工と安全 / 設備工事
電気設備工事の基準電圧の区分・配電方式・配線の基準・接地工事
公開 ・ セコカン君
電気設備工事は、受電から幹線、コンセントや照明まで、建物に電気を届ける工事です。電圧の区分、配電方式の使い分け、配線と接地工事の基準をまとめました。
01電圧の区分
| 区分 | 電圧 |
|---|---|
| 低圧 | 交流 600V以下、直流 750V以下 |
| 高圧 | 低圧を超え、7,000V以下 |
| 特別高圧 | 7,000V超 |
契約電力が50kW未満の建物は低圧で、50kW以上2,000kW未満は高圧で受電するのが一般的です。高圧で受けた建物は、キュービクルなどの受変電設備で低圧に下げて使います。
02配電方式
| 方式 | 主な使い道 |
|---|---|
| 単相2線式100V | 小さな建物の照明・コンセント |
| 単相3線式100V/200V | 住宅や事務所の電灯・コンセントの幹線 |
| 三相3線式200V | ポンプやエアコンなどの動力 |
| 三相4線式240V/415V | 大きな建物の幹線 |
03配線の基準
- 低圧屋内配線の電線は、直径1.6mm以上の軟銅線を使う
- IV電線は地中に使えない。地中にはケーブルを使う
- 金属管の中で電線をつながない。つなぐのはボックスの中
- 合成樹脂管の支持点の間隔は1.5m以下
- CD管はコンクリートに埋め込む用。PF管は自己消火性があり、露出でも使える
- 電線が細く長いほど、電圧降下が大きくなる
04接地工事
| 種類 | 対象 | 接地抵抗 |
|---|---|---|
| A種 | 高圧・特別高圧の機器の外箱 | 10Ω以下 |
| B種 | 変圧器の低圧側の中性点 | 計算で決める |
| C種 | 300Vを超える低圧の機器 | 10Ω以下 |
| D種 | 300V以下の低圧の機器 | 100Ω以下 |
漏電したとき0.5秒以内に電気を切る装置があれば、C種とD種の接地抵抗は500Ω以下でよいとされています。
05非常用の電気設備
| 設備 | 基準 |
|---|---|
| 非常用照明 | 停電しても30分間点灯する。床の明るさは白熱灯で1lx以上、蛍光灯・LEDで2lx以上 |
| 誘導灯 | 非常電源で20分間以上点灯する。避難口誘導灯は緑地に白 |
まとめ
- 低圧は交流600V以下、高圧は7,000V以下、それを超えると特別高圧
- 金属管の中で電線をつながない。IV電線は地中に使えない
- 接地抵抗はA種・C種が10Ω以下、D種が100Ω以下
06試験とのつながり
出典:電気設備に関する技術基準を定める省令、電気設備の技術基準の解釈、建築基準法施行令 第126条の5、消防法施行規則 第28条の3。 数値は2026年10月時点で確認しています。