施工と安全 / 土木工事

アスファルト舗装の施工舗装の構成・アスファルトの温度・転圧の順番・交通開放

公開 ・ セコカン君

道路のアスファルト舗装は、下から路床、路盤、基層、表層と重ねてつくります。それぞれの層の役割と材料、アスファルトを敷いて締め固めるときの温度、交通を開放するまでの基準をまとめました。

01舗装の構成

層役割と材料
表層いちばん上の層。密粒度アスファルト混合物などで、車の走りやすさと水の入りにくさを受け持つ
基層表層の下の層。粗粒度アスファルト混合物などで、表層を平らに支える
上層路盤粒度調整砕石などで、車の重さを下へ広げる
下層路盤クラッシャランなどで、さらに重さを分散する
路床路盤の下、約1mの地盤。舗装全体を支える

路盤の上にはプライムコート、アスファルトの層と層の間にはタックコートを散布して、上下の層をなじませ、くっつけます。

02路床と路盤

  • 路床を盛土でつくるときは、1層 300mm以下 ずつ締め固める
  • 路床の強さはCBRで表す。CBRが大きいほど、上の舗装を薄くできる
  • 弱い路床は、砂質土ならセメント、粘性土なら石灰で安定処理する
  • 路床の土が路盤に入り込むおそれがあるときは、路床の上に砂のしゃ断層を設ける

03アスファルトを敷くときの温度

工程温度の目安
敷均し110℃以上
初転圧110〜140℃
交通開放表面の温度が 50℃以下 になってから

温度が下がりすぎると、締め固めても密度が上がらず、すぐに傷みます。冬は運搬中に冷えやすいので、シートで覆って運び、敷いたらすぐに締め固めます。

04転圧の順番

  1. 初転圧ロードローラーなどで、敷き均した混合物を落ち着かせる
  2. 二次転圧タイヤローラーなどで、密度を上げる
  3. 仕上げ転圧ローラーの跡を消して、表面を平らにする

転圧は、横断勾配の低い側から高い側へ向かって進めます。高い側からだと、混合物が低い側へ押し出されるからです。

05舗装の種類

種類特徴
透水性舗装雨水を舗装の中を通して地中にしみ込ませる
排水性舗装雨水を表層の中を通して、横の側溝などへ流す。水はねや走行音を減らす
コンクリート舗装じょうぶで長もちするが、目地が必要で、養生期間が長い

まとめ

  • 舗装は下から路床・下層路盤・上層路盤・基層・表層
  • アスファルトは敷均し110℃以上、初転圧110〜140℃、交通開放は表面50℃以下
  • 転圧は横断勾配の低い側から高い側へ

06試験とのつながり

出典:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)22章、日本道路協会「舗装施工便覧」。 数値は2026年10月時点で確認しています。

関連記事