施工と安全 / 設備工事
空調設備と消防設備の基本空調方式・熱源・屋内消火栓・スプリンクラー・感知器
公開 ・ セコカン君
空調設備は建物の中の温度と湿度を整え、消防設備は火災から人を守ります。空調方式と熱源の種類、屋内消火栓やスプリンクラー、感知器の基本をまとめました。
01空調方式
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| 定風量単一ダクト | 決まった量の風を送る。部屋ごとの温度調節はしにくい |
| 変風量単一ダクト(VAV) | 部屋ごとに風の量を変える。負荷が小さいときは外気が足りなくなりやすい |
| ファンコイルユニット | 部屋ごとのユニットで温度を調節する |
| マルチ形エアコン | 1台の室外機に複数の室内機。室内機ごとに運転できる |
| 床吹出し | 二重床の中を通して、床から風を出す |
02熱源
| 熱源 | 特徴 |
|---|---|
| 吸収冷凍機 | 冷媒は水、吸収液は臭化リチウム。騒音や振動が小さい |
| 冷却塔 | 水の蒸発の熱で、冷却水を冷やす |
| 空気熱源ヒートポンプ | 外の気温が低いと、暖房の能力が下がる |
| 氷蓄熱 | 夜に氷をつくり、昼の冷房に使う |
03消火設備
| 設備 | 基準 |
|---|---|
| 1号消火栓 | 各部分から水平距離 25m以下 に置く。放水圧力0.17MPa以上、130L/min以上 |
| 2号消火栓 | 水平距離15m以下。1人でも使いやすい。工場・倉庫には使えない |
| 屋外消火栓 | 建物の各部分から水平距離40m以下 |
| 連結送水管 | 消防隊が使う。放水口は3階以上の階に、水平距離50m以下 |
| スプリンクラー(湿式) | 配管の中は水。ヘッドが熱で開いて散水する |
| スプリンクラー(乾式) | 配管の中は圧縮空気。寒い地域で凍結を防ぐ |
04感知器
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 差動式 | 温度の上がり方で働く。事務室などに使う |
| 定温式 | 決まった温度で働く。厨房など、ふだんから温度が上がる所に使う |
| 煙感知器 | 煙で働く。階段やエレベーターの昇降路に使う |
感知器は、空調の吹出し口から1.5m以上離して付けます。風で煙や熱が散って、働かなくなるからです。
まとめ
- 1号消火栓は水平距離25m以下、2号は15m以下、屋外消火栓は40m以下
- 乾式スプリンクラーは配管に圧縮空気。寒い地域で使う
- 感知器は、空調の吹出し口から1.5m以上離す
05試験とのつながり
出典:消防法施行令 第11条・第12条・第19条・第29条、消防法施行規則。 数値は2026年10月時点で確認しています。