二次検定 問題1
経験記述の書き方
自分が担当した工事について、テーマ(品質・施工の合理化・建設副産物など)に沿って、実際に行ったことを書きます。準備できるのはこの問題だけなので、本番前に下書きを完成させておきます。
工事概要に書くこと
| 工事名 | 建物の名前がわかる名前(「〇〇ビル新築工事」など) |
|---|---|
| 工事場所 | 都道府県と市区町村 |
| 工事の内容 | 用途、構造、階数、延べ面積など。改修工事なら主な改修内容 |
| 工期 | 年号と月まで |
| あなたの立場 | 工事主任、現場代理人など。施工を管理する立場であることがわかるように |
| 業務内容 | 担当した工種や管理の範囲 |
答えの中身は、ここに書いた工事の規模や構造と合っている必要があります。RC造の工事で鉄骨の話を書く、のような食い違いは減点されます。
答えの型
1つの答えは、次の4つを順番に書くと伝わります。
何を工種や作業(例:基礎の配筋)
なぜそのままだと起きる問題(例:根切り底が狭く、配筋の精度が落ちる)
どうした具体的な方法を数値つきで(例:地上で先組みし、クレーンで吊り込んだ)
結果何が良くなったか(例:根切り底での作業日数を3日短縮)
テーマ別の観点
品質管理
- 不具合が起きる原因をつぶす:コンクリートの充填不良、型枠のはらみ、かぶり不足、防水の継ぎ目など
- 「検査で見つけた」より「起きないようにした」方が評価されやすい
施工の合理化・生産性の向上
- 先組み、プレキャスト化、ユニット化、揚重の計画、作業の並行化
- 品質と安全を落とさずに、手間や日数が減ったことを書く
建設副産物
- 発生を減らす(プレカット、梱包材の持ち帰り)、分別する、再利用する
- 「分別した」だけで終わらせず、どの品目をどう分けたかまで書く
組織としての取り組み
- 会社や現場全体で行った取り組み(教育、ICTの導入、作業の標準化など)を問われることがある
- 自分の工事で行った対策と同じ内容にならないようにする
書き方の例(施工の合理化)
工種:基礎の鉄筋工事
理由:根切り底は山留めの切梁があって狭く、足元も悪いため、そのまま配筋すると作業に時間がかかり、配筋の精度も落ちるおそれがあった。
行ったこと:基礎梁の鉄筋を根切りの外の平らな場所で先に組み立て、変形を防ぐ補強材を入れたうえで、クレーンで吊り込んで据え付けた。
結果:根切り底での配筋作業が減り、捨てコンクリートや墨出しと並行して進められたため、工程が短くなった。
例は書き方を示すためのものです。本番では、自分の工事の規模や数値に合わせて書きます。
減点されやすい書き方
- 「十分に注意した」「適切に管理した」など、何をしたかわからない
- 一般論や教科書の説明だけで、自分の工事の話になっていない
- 設問1と設問2で同じ内容を書いている
- あなたの立場では行えない内容(設計の変更など)を自分が決めたように書いている
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