Iqシステム

頭をかがめずに歩ける足場。Iq(アイキュー)システムは、タカミヤの次世代足場です。

① 横から差し込む ② くさびを起こす ③ 上から打ち込む 支柱 フランジ
Iqシステムの緊結部。くさびを収めたまま横から差し込めるので、型枠のシステム支保工と同じ要領で組めます。

Iqシステムとは

枠組足場の丈夫さと、くさび足場の組みやすさを合わせることを目指して作られた次世代足場です。メーカーはタカミヤ。階高1,900mmと広く、手すりは最初から先行手すりです。

手すりや支柱に抜け止めがあるので、地上で組んだ足場をクレーンでまとめて吊り上げる「大組み」や、まとめて下ろす「大払し」もできます。

主な仕様

メーカータカミヤ
階高1,900mm(枠組足場より200mm高い)
手すりの高さ1,010mm(枠組足場は850mm)
支柱直径48.6mm・肉厚2.0mmの高張力鋼管。3.8mの支柱で約11.7kg
支柱の間隔(推奨)1,107mm
布板すき間・段差のない専用の布板
NETISHK-140003-VE

仕様はメーカーの公表値です。メーカーの資料では、枠組足場とくらべて保管場所が約半分、運搬の効率が約3割上がるとされています。

組み方

手すりや布材の頭を、支柱のフランジに横から差し込み、収めてあったくさびを起こして、上から打ち込む。型枠のシステム支保工と同じ要領です。支柱は差し込んで回すと自動でロックされます。

  1. 敷板とジャッキベース地盤を固めて敷板を敷き、ジャッキで水平を出す
  2. 支柱と手すり支柱を立て、手すり・布材をフランジに横から差し込み、くさびを起こして打つ
  3. 布板専用の布板を掛ける。すき間や段差ができない作り
  4. 上の層へ先行手すりを付けてから上がる。支柱は差し込んで回してロック
  5. 壁つなぎ高さに合わせて取っていく

ダーウィンとの違い

Iqシステムダーウィン
差し込み方横から(支保工と同じ)上から(くさび足場と同じ)
支柱の太さ48.6mm42.7mm
階高1,900mm1,800mmか1,900mm
メーカータカミヤ日建リース工業

どちらも先行手すりで、抜け止めがあり、中高層まで組めます。組むときにいちばん違うのは、差し込む向きです。

設置基準と点検

作業床・手すり・壁つなぎなどの決まりは、ほかの足場と同じです。点検の時期と記録も同じです(詳しくはくさび足場のページ)。

Iqで特に見るところ

  • くさびが起こされ、最後まで打ち込まれているか
  • 支柱が回してロックされているか
  • 布板の外れ止めがロックされているか
  • 大組み・大払しのときは、専用の吊り治具を使い、吊る前に抜け止めを確認したか

試験とのつながり

出典:タカミヤ「Iqシステム」カタログ、国土交通省 近畿地方整備局「次世代足場」資料、厚生労働省「足場等関係の改正」。 数値は2026年10月時点で確認しています。