施工と安全 / 土木工事

擁壁と盛土の基準(盛土規制法)許可がいる盛土・切土の高さ・締固め・水抜穴

公開 ・ セコカン君

造成工事で崖ができる所には擁壁を設け、盛土は決まった厚さずつ締め固めます。宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)で、許可が必要になる盛土・切土の高さと、擁壁の水抜穴などの技術的な基準をまとめました。

01許可が必要な工事(宅地造成等工事規制区域)

工事許可が必要になる規模
盛土高さ 1m超 の崖ができるもの
切土高さ 2m超 の崖ができるもの
盛土と切土をあわせて高さ2m超の崖ができるもの
崖ができない盛土高さ2m超のもの
面積盛土・切土をする土地の面積が 500㎡超 のもの

許可を出すのは都道府県知事(指定都市・中核市では市長)です。工事が終わったら、検査を受けます。ここでの「崖」は、地表面が水平面と30度を超える角度をなす土地のことです。

02盛土の締固め

  • 盛土は、30cm以下 の厚さの層ごとに締め固める
  • 傾いた地盤の上に盛るときは、段切りをして、盛土がすべらないようにする
  • 砂質土は振動ローラー、粘性土はタンピングローラーなど、土に合った機械で締め固める

03擁壁の基準

項目基準
擁壁で覆う崖面切土で2m超、盛土で1m超の崖
水抜穴壁面 3㎡ごとに1個以上、内径 7.5cm以上
透水層擁壁の裏に、砂利などの透水層を設ける
資格者の設計高さ5m超の擁壁は、資格のある人が設計する

擁壁の裏に水がたまると、水の圧力で擁壁が押されて倒れます。水抜穴と透水層で、裏の水を外へ逃がします。水抜穴が土で詰まっていないかも、ときどき見ます。

まとめ

  • 許可がいるのは、盛土で高さ1m超・切土で2m超の崖、面積500㎡超など
  • 盛土は30cm以下の層ごとに締め固める
  • 擁壁の水抜穴は3㎡ごとに1個以上、内径7.5cm以上

04試験とのつながり

出典:宅地造成及び特定盛土等規制法、同法施行令。 数値は2026年10月時点で確認しています。

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