施工と安全 / 土木工事
土木工事の安全道路上の作業・交通誘導・重機と人・掘削・天候
公開 ・ セコカン君
土木工事は、道路の上で車のそばで作業し、重機を使って地面を掘ることが多い工事です。車にはねられる、重機に当たる、掘った所が崩れる、といった災害を防ぐための基準と確認をまとめました。
01道路の上の作業
- 道路使用許可(警察署長)と道路占用許可(道路管理者)の条件を守る。作業の時間帯や、使ってよい車線が決められていることがある
- 工事の手前に予告の看板を出し、バリケードやカラーコーンで作業場所を区切る
- 夜は、保安灯で区切りを見えるようにする
- 交通誘導警備員を配置し、車と歩行者を安全に通す
高速道路や、公安委員会が決めた道路では、交通誘導の検定に合格した警備員を置くことが求められます。
02重機と人
- 重機の作業範囲(旋回の範囲)を、カラーコーンなどで立入禁止にする
- 重機の近くで作業するときは、誘導員を決め、オペレーターと合図を決めておく
- バックホウで物を吊るのは、クレーン機能付きで、条件を満たすときだけ
- 重機の後ろは見えにくい。バックするときは、必ず誘導員の合図で動かす
建設機械の資格と作業計画は建設機械のページにまとめています。
03掘削と土止め
土木工事の掘削は、深く長く掘ることが多く、崩れると埋まって助からないことがあります。掘削面の高さが2m以上なら作業主任者を選び、地山の種類に合ったこう配で掘るか、土止めをします。
くわしくは掘削のこう配と作業主任者、山留めのページにあります。
04天候
- 大雨のあとは、掘削面や法面がゆるんでいないか、作業の前に点検する
- 川の工事では、上流の雨で急に水が増える。増水の情報を確かめ、退避の方法を決めておく
- 強風のときは、クレーンの作業を中止する
- 夏は熱中症に気をつける。舗装の作業は、アスファルトの熱で特に暑くなる
道路工事の規制の中に車が入ってきて、作業員がはねられる
予告の看板が近すぎ、気づくのが遅れた車が、カラーコーンをはね飛ばして作業場所に入る。
対策予告の看板は十分手前に出す。誘導員は車の流れを見て、作業員に危険を知らせる。作業員は車に背を向けない。
後退してきたダンプにひかれる
誘導員がいないまま、ダンプが後退し、後ろで作業していた人に気づかない。
対策後退は誘導員の合図で行う。ダンプの通り道で作業しない。バックカメラやブザーも使う。
まとめ
- 道路上の作業は、許可の条件を守り、予告看板・バリケード・交通誘導で守る
- 重機の作業範囲は立入禁止。後退は誘導員の合図で
- 大雨のあとは、掘削面や法面を作業前に点検する
05試験とのつながり
出典:労働安全衛生規則 第158条・第164条・第355条〜第367条、道路法 第32条、道路交通法 第77条、警備業法。 数値は2026年10月時点で確認しています。