施工と安全 / 仕上げ工事

外装工事の安全パネルの吊り込み・足場との取合い・切断の粉じん・強風

公開 ・ セコカン君

ALCやサイディングの外装工事では、重いパネルの吊り込みと、足場の上での取付けが中心です。吊り荷の落下、足場の壁つなぎの盛替え、切断の粉じん、強風でパネルがあおられる危険に気をつけます。

01パネルを吊り込むとき

  • パネルは、メーカーが決めた専用の吊り具で吊る。ワイヤを直接巻かない
  • 玉掛けは資格のある人が行い、地切りで一度止めて確かめる
  • 吊り荷の下に入らない。合図は1人が出す
  • 風が強い日は、パネルが風を受けて回るので、吊り込みを中止する

玉掛けの基準は玉掛けのページにまとめています。

02足場との取合い

外壁を張るとき、足場の壁つなぎがパネルの取付けのじゃまになります。勝手に外さず、足場を組んだ会社と相談して、張り終わった所に壁つなぎを付け替えて(盛り替えて)から外します。

  • 壁つなぎは、代わりを付けてから外す。外したまま帰らない
  • 足場と外壁のすき間が広い所は、作業の前に落下を防ぐ処置をする
  • 足場の上にパネルを仮置きしすぎない。最大積載荷重を守る

03切断と粉じん

  • サイディングやALCを切ると、細かい粉じんが出る。集じん機付きの丸のこを使い、防じんマスクを使う
  • 丸のこの安全カバーを固定しない。材料はしっかり固定する
  • ディスクグラインダーのといしの取替えは、特別教育を受けた人が行う

04強風

パネルは面が大きく、風を受けると人ごと持っていかれます。10分間の平均風速が10m/s以上の強風のときは、クレーンでの吊り込みを中止します。張る前のパネルは、飛ばないように縛っておきます。

吊り込み中のALCパネルが、風であおられて落ちる

風の強い日に吊り込みを続け、回ったパネルが足場に当たって吊り具から外れる。

対策風速を確かめ、強風なら中止する。介錯ロープで振れを抑え、専用の吊り具を使う。

壁つなぎを外したまま作業を終え、足場が傾く

パネルを張るために外した壁つなぎを、付け替えないまま帰る。夜の強風で足場が傾く。

対策壁つなぎは代わりを付けてから外す。作業の終わりに、壁つなぎが付いているか確かめる。

05作業前の確認

  • その日の風速の予報と、作業を中止する基準
  • 吊り具に傷や変形がないか。パネルの重さに合っているか
  • 玉掛けの資格のある人と、合図をする人を決めたか
  • 足場の壁つなぎを盛り替える場所と、だれがやるか
  • 吊り込む範囲の下が立入禁止になっているか

06外壁ができる前の床の端

外壁のパネルを張る前の階は、床の端が外に開いています。パネルを取り付けるときは、体が床の端に近づくので、墜落の危険が大きくなります。

  • 床の端には、手すりや親綱を先に付けておく
  • パネルの取付けで手すりを外すときは、フルハーネスのフックを掛けてから外す
  • 取り付けたら、すぐに手すりを戻すか、パネルで外周をふさぐ

床の端や開口部の対策は作業床の端・開口部のページにまとめています。

07よくある質問

ALCパネルは、何で吊る?

パネルのメーカーが決めた専用の吊り具を使います。ワイヤやベルトを直接パネルに巻くと、角が欠けたり、滑って落ちたりします。

まとめ

  • パネルは専用の吊り具で吊り、強風(10分間平均10m/s以上)なら中止
  • 壁つなぎは、代わりを付けてから外す
  • 切断は集じん機付きの丸のこと防じんマスク

08試験とのつながり

出典:クレーン等安全規則 第74条の3、労働安全衛生規則 第36条・第570条。 数値は2026年10月時点で確認しています。

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