施工と安全 / 安全管理と資格

作業主任者の一覧(建設業)選任が必要な作業と資格

公開 ・ セコカン君

上を見上げて現場を確かめる作業員安全管理と資格
上を見上げて現場を確かめる作業員(写真:写真AC)

危険な作業には、その作業を直接指揮する「作業主任者」を置かなければなりません。建設現場でよく出てくる作業主任者を、選任が必要になる条件と一緒に一覧にしました。

01作業主任者とは

法令で決められた危険・有害な作業で、作業者を直接指揮し、器具や設備を点検し、保護具の使用を監視する人です。事業者が、免許か技能講習を持つ人の中から選任します。

選任したら、作業主任者の氏名とその人が行う事項を、作業場の見やすい場所に掲示して、作業者に知らせなければなりません。

02建設業でよく出てくる作業主任者

作業主任者選任が必要な作業資格
地山の掘削及び土止め支保工掘削面の高さが 2m以上 の地山の掘削/土止め支保工の切りばり・腹おこしの取付け・取外し技能講習
型枠支保工の組立て等型枠支保工の組立て・解体技能講習
足場の組立て等つり足場・張出し足場・高さ 5m以上 の足場の組立て・解体・変更技能講習
建築物等の鉄骨の組立て等高さ 5m以上 の金属製の骨組み・塔の組立て・解体・変更技能講習
鋼橋架設等高さ5m以上、または支間30m以上の金属製の橋の上部構造の架設・解体・変更技能講習
コンクリート造の工作物の解体等高さ 5m以上 のコンクリート造の工作物の解体・破壊技能講習
コンクリート橋架設等高さ5m以上、または支間30m以上のコンクリート橋の上部構造の架設・変更技能講習
木造建築物の組立て等軒の高さが 5m以上 の木造建築物の構造部材の組立て、屋根下地・外壁下地の取付け技能講習
酸素欠乏危険作業マンホール・ピット・暗きょなど、酸素欠乏危険場所での作業技能講習
有機溶剤有機溶剤を使う作業(塗装・接着など)技能講習
石綿石綿を含む建材の除去など、石綿を取り扱う作業技能講習
ガス溶接アセチレンなどのガス集合装置を使う溶接・溶断免許

このほか、ずい道の掘削・覆工、採石のための掘削、特定化学物質、高圧室内作業、コンクリート破砕器などの作業主任者があります。

03覚えておきたいポイント

  • 数字の多くは「5m以上」。足場・鉄骨・コンクリート解体・木造は5m、掘削だけは「2m以上」
  • 足場は、つり足場と張出し足場なら高さに関係なく選任が必要
  • 作業主任者を選任したら、氏名と職務を見やすい場所に掲示する
  • 作業主任者は「その作業を直接指揮する」人。現場にいなければ意味がない

まとめ

  • 作業主任者は、危険な作業を直接指揮する人。免許か技能講習を持つ人から選任する
  • 足場・鉄骨・コンクリート解体・木造は5m以上、地山の掘削だけは2m以上
  • つり足場・張出し足場、型枠支保工は高さに関係なく必要
  • 選任したら、氏名と職務を作業場の見やすい場所に掲示する

04試験とのつながり

出典:労働安全衛生法 第14条、労働安全衛生法施行令 第6条、労働安全衛生規則 第16条〜第18条、愛媛労働局「作業主任者の一覧」。 数値は2026年10月時点で確認しています。

関連記事