施工と安全 / 設備工事
設備工事の安全感電・停電作業・酸素欠乏・天井内の作業・火気
公開 ・ セコカン君
設備工事では、感電、受水槽やピットの中での酸素欠乏、天井内や高い所からの墜落、配管のろう付けによる火災に気をつけます。法令で決まっている資格と手順、作業前の確認をまとめました。
01感電を防ぐ
| 作業 | 必要な資格・教育 |
|---|---|
| 電気工事 | 電気工事士の資格がある人が行う(電気工事士法) |
| 低圧の充電電路の作業 | 低圧電気取扱業務の特別教育を受ける |
| 高圧・特別高圧の作業 | 高圧・特別高圧電気取扱業務の特別教育を受ける |
停電させて作業するとき
- 開閉器を切る作業する回路の開閉器を切る
- 施錠・表示切った開閉器に鍵を掛けるか、「通電禁止」の札を掛けて、人が入れないようにする
- 放電電力ケーブルやコンデンサなどに残った電気を放電させる
- 検電検電器で、電気が来ていないことを確かめる
- 短絡接地高圧の電路では、短絡接地器具を付けて、誤って送電されても守る
作業が終わって電気を通す前には、作業した人が全員離れたこと、短絡接地器具を外したことを確かめます。
02受水槽・ピットの酸素欠乏
しばらく閉めていた受水槽、地下のピット、マンホールの中は、酸素が少なくなっていることがあります。中に入る前に酸素の濃度を測り、18%以上あることを確かめ、換気しながら作業します。酸素欠乏危険作業主任者を選び、外に監視人を置きます。
くわしくは下水道工事と酸欠対策のページにあります。
03天井内と高い所の作業
- 天井のボードや野縁の上に乗らない。点検用の通路か、歩み板の上だけを歩く
- 天井の配管や配線は、脚立より可搬式作業台や高所作業車を使う
- 機械室や屋上の機器の設置は、開口部や床の端に手すりがあるか確かめる
04火気(ろう付け・溶接)
- 銅管のろう付けや、配管の溶接の前に、まわりの燃えやすい物(断熱材、段ボール)をどける
- 火花が飛ぶ方向を、防炎シートで養生する
- 消火器を手の届く所に置く
- ガス溶接の作業には、ガス溶接技能講習の修了が必要
停電させたはずの回路で感電する
別の人が開閉器を入れてしまい、作業中の回路に電気が来る。
対策切った開閉器に鍵を掛け、札を掛ける。作業の前に、自分で検電器を当てて確かめる。
受水槽の中で、清掃中に倒れる
長く閉めていた受水槽に、換気も測定もしないまま入る。
対策入る前に酸素の濃度を測り、換気しながら作業する。外に監視人を置く。
まとめ
- 停電作業は、開閉器を切る → 施錠・表示 → 放電 → 検電 → 短絡接地
- 低圧の充電電路の作業は、低圧電気取扱業務の特別教育
- 受水槽やピットに入る前に、酸素18%以上を確かめる
05試験とのつながり
- 1級建築施工管理技士 一次検定:酸欠・有機溶剤・労働安全衛生法(体制・教育・就業制限)
出典:労働安全衛生規則 第36条・第339条・第340条、電気工事士法、酸素欠乏症等防止規則、労働安全衛生法施行令 第20条。 数値は2026年10月時点で確認しています。