施工と安全 / 足場・仮設
足場・仮設足場の外側に設けた防護棚(写真:写真AC)
防護棚(朝顔)と落下物の防護設置する条件・段数・突き出し・メッシュシート
公開 ・ セコカン君
足場・仮設足場の外側に、斜めに張り出した棚。朝顔とも呼ばれる防護棚は、上から落ちた物を受け止めて、通行人や隣の家を守るための設備です。国の要綱で決められた基準をまとめました。
01防護棚が必要になる場所
工事をしている部分から、水平距離5m以内、または俯角75°を超える範囲に、隣の家や、一般の人・車が通る場所があるときに設けます。
02防護棚の基準
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 段数 | 地盤面からの高さが 10m以上 で1段以上、20m以上 で2段以上 |
| 最下段の位置 | 工事をしている部分の下 10m以内 |
| 突き出し | 足場から水平距離 2m以上 |
| 角度 | 水平面に対して 20°以上 |
| 構造 | すき間がなく、落ちてくる資材に耐える強さ。足場の骨組みに堅固に取り付ける |
足場の外側に、水平距離2m以上の幅がある防護構台を設けた場合は、最下段の防護棚を省略できます。
03足場の覆い(メッシュシート)
- 足場の外側は、鉄網・帆布・メッシュシートなどで覆う
- 覆いは足場の骨組みにしっかり留める。落下物の衝撃に耐える強さにする
- 覆いを支える骨組みも、衝撃に耐えるものにする
- 強風が予想されるときは、シートをたたむなど、足場が風で倒れないようにする
04現場で気をつけること
- 防護棚の上にたまった資材やごみは、こまめに片付ける。たまった物が風で飛ぶ
- 解体するときは、上の作業が全部終わってから外す
- 防護棚の下は、できるだけ通行の邪魔にならない高さにする
- 足場の上の作業床には幅木を付け、そもそも物を落とさない
足場から落ちた単管が、歩道の通行人に当たる
足場の上に置いた単管が、作業中に当たって外へ落ちる。防護棚がなく、歩道まで届く。
対策足場の外側にメッシュシートと防護棚を設ける。作業床に資材を立て掛けない。幅木を付ける。
まとめ
- 工事部分から水平距離5m以内に、隣の家や人・車の通る場所があれば防護棚を設ける
- 高さ10m以上で1段以上、20m以上で2段以上
- 突き出しは水平距離2m以上、水平面との角度は20°以上
- 足場の外側はメッシュシートなどで覆い、骨組みにしっかり留める
05試験とのつながり
出典:国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事等編)」 第23条・第24条。 数値は2026年10月時点で確認しています。